各色鉛筆ブランド・メーカーの比較

メーカーが違えば、色鉛筆の特徴が変わるのは想像しやすいと思いますが、同じメーカーでも、価格帯によって色鉛筆の性質が違ってきます。高ければ高いほどいいか、というと、実はそうでもなかったりしますが(外国製のものだと、関税とか、円相場の影響を受けたり、原料の価格変動で同じものでも価格が変わったり、極端な話、色鉛筆を販売しているお店の保管状態が悪ければ、どんなに高級色鉛筆でもやすっぽい使い心地になってしまったり・・・)

でも、大まかな指針として「いいものは高い」と言えるでしょう。

ネット上の質問サイトやSNSで手持ちの色鉛筆について質問するときは、メーカーを明記するのは当然ですが、具体的にどの色鉛筆のことを言っているのか書いたほうが、適切な回答が得られます。
まだ色鉛筆を買っていない人、買おうと思っていておすすめを聞きたい人は、予算を提示するといいでしょう。

三菱色鉛筆

例えば、同じ「三菱」の36色セットの色鉛筆でも、1本当たり50円のものもあれば、250円以上のものもあります。

一番安い三菱色鉛筆が、きっと多くの人が想像する「スタンダード」な色鉛筆でしょう。「よい」「悪い」ではなく、「ふつう」を想像するとき、たぶんこの三菱を想像するんじゃないかと思います。(私はオーストラリアの小学校でCrayolaを使っていたので、Crayolaに比べると三菱色鉛筆のクオリティの高さに驚きでした)。

ユニアーテレーズは、消しゴムで消せる色鉛筆。使ったことはありませんが、デザインをしたり、図面を引くのに消しゴムで消せるのはかなり助かるのかも。

ユニカラーは硬芯なのに発色がそこそこよく、キンキンにとがらせてもなかなか折れず、カスも出にくく、全100色あるのでたくさん並べて眺めたい場合にもおすすめ。(ほかのメーカーに比べて1本あたりが安く100色手に入れられる)
ある程度紙に鉛筆を押し付けないと、「発色いいな」とは思えるレベルにまでいかないので、筆圧が強くない人、手に不調があって力が入らない人には不向きかもしれません。

1番高い「ペリシア」は、私も使っていますが、感覚的にはとても軟らかく、滑らかな塗り心地で、ムラも少なくどんどん塗り重ねられ、色を混ぜるのにもいいです。36色までしかないのですが筆圧調整や重ね塗りで十分対応できそうです




トンボ

黄色い缶の色鉛筆セットは、安価で36色そろえられるし、色鉛筆でキャラを塗りたい人がネットでキーワード検索すると多くの人が「トンボの色鉛筆」を見ていると思われます。結構、どこにでも売っているので、手に入りやすいですよね。
これも、可もなく不可もなくというか、まあ日本のスタンダード的な立ち位置かもしれません。

色辞典は、サンプルで使ってみて、ほわほわとした塗りが私の求めている物とちょっと違いました。ふんわりとした印象の動植物を描きたい場合、メルヘンタッチであいまいな色合いで塗りたい場合はいいのかもしれません。芯が硬めで、色のノリもほかのアーティスト用の色鉛筆と比べるとちょっと薄い印象。でも、1本あたり75円くらいで入手できるので、たくさんの色がほしい場合はお勧めです。
でも、同じ系統の色だと思っているもの・・・例えば「赤系」が第1集、第2集、第3集にバラバラに入っているし、買ったままの並びで使いたい場合、10本入りが9箱という形になるので、使い勝手がかなり悪そうです。(自分にとって使いやすい分類方法にしないと、描いている最中にイライラしそう)

個人的なおすすめ

フォトリアル系の色鉛筆画を描きたい場合、色の数が多いほうが表現の幅が広がりますし、やや硬めの芯じゃないと細くとがらせられず、毛先や毛細血管などの細かいパーツが描けません。次のページで紹介する「ファーバーカステルポリクロモス」の120色セットもいいのですが、かなり高額になりがち。手ごろな価格で押さえたいならば、三菱ユニカラーあたりがおすすめでしょう。

ふんわりとした印象のメルヘンタッチで、細かく描写したい人はトンボの色辞典のほうがいいと思います。
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